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◇2時間目は「家計」◇

2007年07月14日

1学期、2回目の授業が終わりました。
テーマは「家のサイフを考えよう!」

自分の家のサイフを考えるのではなく、
一般的な4人家族を想定し、どんな経費を支払っているかを考えるものです。

はじめに、お金って1ヶ月どれぐらいかかると思う?という先生の呼びかけに、
「4,000万円!」という声。楽しい授業になりそうな予感(^−^)

まずは、4〜5人のグループごとに大きな紙を配りました。
先生が家の形になるように工夫をしてくれて、
屋根の部分に「○○家」と書き込めるようになっています。
そのほかに、お金を入れる袋を形どった紙に、1ヶ月の予想支出額を書きます。

同じ意味の言葉でもいろいろな表現が出ました。
食費、食事代、食料
教育費、育成費、ならいごと代
電気代、ガス代、接続料、光熱費、

どうして光熱費という言葉を知っているの?と聞くと、
「TVの1ヶ月1万円生活でそう言っていた!」
なるほど〜!そういえば、我が家の子供たちも好きでよく見ていました。

以外に多かったのが、ローン、保険。
これもTVCMの影響が大きいのかもしれません。

水道代が20万円だったり、食費が25万円と計算するグループもあれば、食費9,000円と計算するグループ。また、1ヶ月の支出の半分以上を占めるのが税金というグループも。

子どもたちが考えた、1ヶ月の総額で一番大きな金額が、80万4,500円、一番少ない金額が、76,600円。家計の金額に対する感覚が子どもによってかなり差がありますね〜。

終わりに、私から3つの話をしました。
まず、岩手県の統計データから「勤労者世帯の1ヶ月あたりの支出」について。
そのデータによると、消費支出だけで301,865円。(税金や、保険、貯蓄は入っていません。世帯人員3.02人、有業者数1.5人、世帯主年齢45.5歳)

子どもたちの感想は、
「思っていたより金額が多かった。」「自分が考えたより少なかった」
「自分たちが思いつかなかった費用がたくさんある。」
と、自分たちの考えとずいぶんひらきがあることを感じたようでした。

「家の人に感謝する」と言ってくれた子に、取材に来ていた新聞社の記者さんが感動して、しっかり名前入りで翌日の記事に掲載してくださいました。
ほんと、そう感じた君はすばらしい!

2つ目に、一人暮らしの場合の生活費について。
一人で暮らすといくらかな?という質問に対して「人数で割る」という答えがほとんど。
単身者の消費支出データを元に、約18万円はかかるのよと話すと、かなり驚いていました。

3つ目に、家族を養うために必要な消費支出分をハンバーガーショップでバイトして稼いでみるとどうなるだろうか?
ということで時給800円と1000円を比較しました。
『800円では48日、1000円では38日もかかりしかも休みはない!』ということを伝えると、

「休みもなく、しかも1ヶ月以上働かなくてはいけないなんて驚いた」
「アルバイトがそんなに安いなんて思わなかった」
「将来は、アルバイトでない仕事を選びたい」
という感想が。

1時間30分はあっという間で、とても中身の濃い授業でした。
「面白い授業だった!」と先生方。
私もまったく同感です(^−^)

次は、いよいよこづかいゲーム。
今年は、ステップ2をおこなう予定。
こちらも楽しみです!


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