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◇学びが大きかった消費者トラブルWS◇

2008年02月11日

2日間に渡って、小学校6年生を対象に消費者トラブルWSをおこないました。
(関連記事:2月4日のブログをご覧ください

昨年は、寸劇を使って実際のトラブルを例に子どもたちが演じることで理解を深めてもらおうと考えましたが、演じている子の中に、何のことかよくわからない子がいたという反省をふまえ、今年はグループで作業をするワークショップ形式を考えました。

冒頭で、中学生になったら、携帯を買う予定の人は?と聞いたところ、各クラス38名中、半分以上が手をあげ、PCでネットを使っている人は?の質問と合わせれば、ほとんどの子がネットの世界とつながっていました。

すでに持たせない、使わせないとかいっている場合ではなく、携帯やPCを使わせながら自己防衛を教えなくてはいけない時代になったと感じました。

まずは、一般的なトラブルの種類を話した後、10代で今最も多い携帯・PCのトラブルの数値、本当に県内であった相談内容、それらを解決するにはどうしたらいいかを話しました。

ワンクリック詐欺や不当請求という言葉は知っていても、よくわかっていないのが実情で、数十万円請求があった話では大きくどよめき、かなり驚いていたようです。

そのあと、
「あなたの友だちが携帯を買おうとしています。今日の話を聞いていないその友達に教えてあげられることは何ですか?」
というテーマを与え、一人で考えたあと班で模造紙にまとめて発表してもらいました。

一番学べる方法は、「人に教える」こと。
と、ある方からヒントをいただきテーマを設定したのですが、これは、大正解!

昨年よりも、より深く子どもたちが学べたことが、A4用紙いっぱいに書かれた感想からうかがい知ることができました。

素晴らしい〜と思った班を一つご紹介します。

私は携帯やPCのトラブルの話ししかしていませんでしたが、ある班では携帯の良いところ、悪いところ、トラブルにあったらなどとってもわかりやすくまとめていたのです。

いいところもあるけれど、こんなことがあるから気をつけて使おうねと私が言うべきことを書かれてしまった!一本取られた!という感じでした。

これは、自由に考え表現するというワークショップの効用の一つです。答えがひとつでない問題について考えさせるときは、このワークショップ方式をおすすめします。

感想を紹介。

◎ネットやサイトでは、無料だったりするサイトでも請求されることがあったり、ネットで商品をたのんでも商品がもらえないこともあるとわかった。もし被害にあったら、県民生活センター、消費生活センター、警察、家の人に相談や連絡をするとよいこともわかった。被害にあったらこういうふうにしたい。でも最も大切なことは、被害に合わないように自分自身で必要かを判断し、油断をしないようにすることだと思う。私は常に心がけていきたいと思った。今日、金銭教育について学んだことを家の人にも伝えて被害にあわないようにしたい。

◎今日の学習でいつもアニメを見ているインターネットやケイタイ電話の怖さを知りました。戸田さんのお話で、何かあったらまず親に伝えることが大事だとわかりました。もしこれから何かがあっても今日の授業で自分の個人情報などを流さず、相手のいいなりにならなければ大丈夫だということがわかってわかってこれからのことにとても役立つと思います。このことを忘れずに自分だけではなくもっと知らない人にも教えてあげて、ケイタイやインターネットでもうサギなどがなくなればいいなと思います。

◎今日の学習でわかったことは、携帯やパソコンでのトラブルが一番多いことがわかったし、また困ったときは、「県民生活センター」や「警察」などに相談すればいいことがわかりました。また、「ケイタイを買う友達に何を教えますか?」というワークで、自分で考えて友だちに教えないといけないことがしっかり書けたし、班のみんなでの発表では、みんなで協力して文を書いて大事なことをまとめ、発表できたのでよかったです。本当に今日の学習でわかったことなどをじっさいに自分におきないように、友だちにおきないように今日の学習を生かしていきたいと思いました。これから残り少ない金銭教育のこと、今日の学習や今までの学習をこれから中学校、高校と忘れずに、トラブルにまきこまれずに、しっかりとお金のことを考えていきたいと思います。


6年生、いろいろなことが吸収出来る力がありそうです。
もっともっと世の中のことを学べる機会を与えてあげられたらいいのになと思います。

次回は、1年間のまとめの授業の様子をお知らせします。

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